手足を折り曲げる埋葬方法は?
縄文時代からみられるようになった、死者の四肢を折り曲げた状態で埋葬する形式を何というでしょうか?
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屈葬(くっそう)です。
手足を折り曲げ、仰向け、うつ伏せ、横向き、座った姿勢などの状態で埋葬されました。
なぜ屈葬が行われたかについては諸説あります。
・死者がよみがえり歩き回らないよう歩行しづらい姿勢で葬った。
・墓穴のスペースが小さくなるので労力が減る。
・胎児の姿勢(落ち着く、安心する)などが通説となっています。
縄文時代後期になると伸展葬(しんてんそう)が徐々に広まり、弥生時代には一般的な埋葬方法になりました。