1225年に新設された幕府の政策を決定する役職は?
幕府の重要な政務や裁定を合議で決定するために、3代執権北条泰時(ほうじょうやすとき)が新設した役職は何でしょうか?
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評定衆(ひょうじょうしゅう)です。
評定衆は有力な御家人や官僚の中から選ばれた11人で構成されました。
幕府は頼朝の死後有力な御家人による13人の合議制により政治を行っていましたが、幕府内の権力争いで御家人が淘汰され、1225年になると大江広元と北条政子が相次いで亡くなります。
幕府を支えてきた人たちがいなくなったことによる組織の弱体化や形骸化を避けるため、3代執権となった北条泰時が、評定衆を制度化して体制強化をはかったのです。