1335年鎌倉幕府再興をはかり北条時行(ほうじょうときゆき)が挙兵した事件は?
鎌倉幕府14代執権北条高時の子北条時行(ほうじょうときゆき)が幕府再興をはかり1335年に挙兵しました。この事件を何と呼んでいるでしょう?
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中先代の乱(なかせんだいのらん)です。
新田義貞の鎌倉侵攻で北条高時以下北条一門の多くは自刃しますが、時行は鎌倉を脱出して諏訪氏に匿われていました。
1335年になると幕府再興をはかり信濃で挙兵します。鎌倉にいた足利直義(あしかがただよし)を破り一時的に鎌倉を占拠しますが、救援に駆け付けた足利尊氏軍に撃破され敗走します。
逃れた時行は南朝方となり尊氏に抵抗しますが捕縛され1353年に斬首されました。
北条氏を先代、足利氏を後代と呼んだことから、北条時行の乱を先代と後代の間「中先代」とし「中先代の乱」と呼んでいます。