1868年に発布された明治新政府の基本方針は?
1868年明治天皇が神々に誓うかたちで示された明治新政府の基本方針を何と呼んでいますか。
答えはこちら
五箇条の御誓文(ごかじょうのごせいもん)です。
五箇条の御誓文は名前の通り五箇条で構成され、公議世論(こうぎよろん)、開国和親(かいこくわしん)などが示されました。
原案は由利公正(ゆりきみまさ)、修正は福岡孝弟(ふくおかたかちか)、最終的な調整を木戸孝允(きどたかよし)が行い、明治天皇が神々に誓うかたちで発布されました。
一 広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ
一 上下心ヲ一ニシテ盛ニ経綸ヲ行フヘシ
一 官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラシメン事ヲ要ス
一 旧来ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ
一 智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ
(訳)
一 広く会議を開いて、人々の意見を政治に反映するようにしましょう。
一 身分に関係なく心を1つにして国を治めていきましょう。
一 官僚、武士、庶民それぞれが志を持ち、実現できるような社会にしましょう。
一 昔からある悪い習慣をやめて道理に合った行動をしましょう。
一 世界から様々な知識を学び、天皇がおさめるこの国を発展させましょう。