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1876年家禄および賞典禄の支給を廃止した改革は?

1876年明治政府は華族と士族に支給していた家禄および賞典禄を廃止しました。この改革の名称を答えてください。

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秩禄処分(ちつろくしょぶん)です。

藩主が支配していた土地と人民は1869年の版籍奉還で朝廷に返還されます。公家や藩主は華族、幕臣や藩士は士族となりました。

1871年には廃藩置県が断行され藩は廃止になりますが、華族や士族への家禄および賞典禄は明治政府が支給しました。

1876年財政の大きな負担になっていた家禄および賞典禄の廃止が決まります。政府は金禄公債証書(きんろくこうさいしょうしょ)の発行をもって支給を打ち切ったのです。

これを秩禄処分と呼んでいます。秩禄とは政府から支給される俸禄(家禄および賞典禄)を意味します。

一時金を支給された士族たちは生活のため様々なビジネスに手を出しますが、その多くが失敗し「士族の商法(しぞくのしょうほう)」と揶揄されました。