1881年政争に敗れた大隈重信が参議を罷免された事件は?
1881年肥前出身の参議大隈重信が罷免され政府から追放される事件が起こりました。この事件の名称を答えてください。
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明治14年の政変です。
自由民権運動が全国的な広がりをみせる中、政府では国会開設の時期をめぐり意見が分かれます。
早期の国会開設を主張する大隈重信に対し時間をかけて制度を整えようとする岩倉具視、伊藤博文が激しく対立!
同じ時期に起きた「開拓使官有物払い下げ事件」でも、黒田清隆を批判した大隈に対し伊藤は黒田を擁護しました。
「開拓使官有物払い下げ事件」の報道で世論の怒りが噴出し、国会の早期開設を求める声がいっそう高まります。
政府は官有物払い下げの中止を決定するとともに、急進派の大隈を罷免して10年後に国会を開設する方針を示しました。
大隈が政府から追放されたことで、伊藤博文を中心とする薩長の藩閥政治が展開されることになります。