第四~第六議会当時の内閣総理大臣は?
1892年の第四議会~日清戦争直前の第六議会当時の内閣総理大臣の名前を答えてください。
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伊藤博文(いとうひろぶみ)です。
第三議会は品川弥二郎の選挙干渉をめぐり大きな混乱が生じました。閣内でも批判的な意見がでたことから、品川は引責辞任に追い込まれ、松方正義は内閣総辞職を決断しました。
松方のあと伊藤博文が2度目の組閣をします(第二次伊藤博文内閣)伊藤は藩閥の有力者を閣僚に任命し難局を乗り切ろうとしたことから、この内閣を元勲内閣(げんくんないかく)と呼んでいます。
第四議会でも民党は軍事費削減を求め政府と対立しました。
伊藤は天皇の詔書を得て海軍の軍艦建造費を含む軍事拡張予算を可決させました。
このときの天皇の詔書は、宮廷費や官吏の給料を削減し軍艦建造費に当てるというもので、政府と議会の協調を求めたのです。
この詔書により民党の自由党が政府に協力をして予算が可決されました。