1882年朝鮮の日本公使館が襲撃された事件は?
1882年朝鮮の日本公使館が反日派の兵士によって襲撃されました。この事件の名称を答えてください。
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壬午事変(じんごじへん)もしくは壬午軍乱(じんごぐんらん)です。
明治政府は1875年の江華島事件を機に朝鮮に開国を迫り、翌年日朝修好条規が結ばれました。
朝鮮国内では朝鮮国王の王妃閔妃(ぴんひ)とその一族(閔氏)が政権を握り、日本の支援を受けて国内の近代化を進めていました。
閔妃の政敵であった保守派の大院君(たいいんくん)は、日本が主導する軍制改革に不満を持っていた軍隊と手を結び日本公使館を襲撃します。
軍隊は閔妃政権の要人や日本の軍事顧問らを殺害しますが、閔妃は王宮から脱出しました。
このクーデターは清国が兵を派遣したことで鎮圧され、以後清国は朝鮮への介入を強め日本と対立するようになります。
日本は壬午事変後に朝鮮との間に済物浦(さいもっぽ)条約を結び、朝鮮から賠償金と駐兵権を獲得しました。