治安警察法（ちあんけいさつほう）です。

明治政府は讒謗律 、新聞紙条例、集会条例、保安条例などを定め、自由民権運動の取り締まりを行ってきました。

日清戦争後には工場労働者の待遇改善を求める労働争議が大きな社会問題になります。山県は労働運動の取り締まりを新たに加えた治安警察法を制定して政治的、社会的運動の抑圧を強化しました。

■治安警察法の概要
政治結社の届出義務
政治的集会の届出義務
屋外集会の制限
女性が政治結社へ参加することを禁止
ストライキ権、団体交渉権を制限