寺内正毅内閣です。

第二次大隈重信内閣のあと山県有朋ら元老は朝鮮総督として功績をあげた寺内正毅を内閣総理大臣に推挙します。

寺内内閣は山県系長州閥による藩閥内閣であり政党と対立する一方で積極的な外交政策を行いました。

1917年にロシア革命が起こると、アメリカを中心とする連合国はチェコスロバキア救援を名目にロシアへの派兵を決め、寺内内閣も連合国の一員としてシベリアへ出兵しました。

シベリア出兵では10億円の戦費を消費し3千人を超える戦死者をだします。1922年加藤友三郎内閣のときにシベリアから撤兵しました。