室町幕府において将軍を補佐する要職を何と呼んでいますか?
室町幕府において将軍に継ぐ権力を持ち、将軍を補佐して政治を統括した要職は何でしょうか?
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管領(かんれい)です。室町幕府設立当初は、足利家の執事である高師直と足利尊氏の弟である直義が幕政を統括する二頭政治が行われていました。両者の対立(観応の擾乱)で統治が不安定になったことから、観応の擾乱終結後から将軍の補佐役は執事から管領へと移行し管領の権限が強化されます。1392年からは三管領(さんかんれい)の体制がとられるようになりました。三管領とは管領に就任することができる家のことで、足利家一門である細川、斯波、畠山の三家のことです。1392年以降はこの三家の中から交代で管領が選ばれました。