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守護 富樫政親を自刃させ「百姓の持ちたる国」ができるきっかけとなった一揆は?

守護 富樫政親(とがしまさちか)を自刃に追い込み、以後100年にわたり幕府や守護の介入を許さず自治を行いました。1448年に起きたこの一揆の名称は何でしょう?

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加賀の一向一揆(かがのいっこういっき)です。加賀の守護富樫政親と対立した国人や一向宗門徒が団結して起こした反乱です。敗れた政親は自刃します。以後織田信長に降伏するまで約100年間自治を行い、「百姓の持ちたる国」と呼ばれました。一向宗は、浄土宗の宗祖法然の弟子である親鸞の系統の宗派です。親鸞の死後に浄土宗から分かれて浄土真宗という独立した教団になりました。浄土真宗の中で最大の信徒数を持つ本願寺派のことを一向宗と呼んでいます。一向宗は他宗派からの呼び名で、本願寺派は一向宗と呼ばれることを嫌っていたとされています。