国家行事の際に田畑に対して賦課した臨時の税金を何と呼んでいますか?
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段銭(たんせん)です。幕府は国家的な行事を行う際、その費用を賄うため田畑の所有者に対して臨時の税金を賦課しました。それが段銭です。段銭は田畑一反につき何文という形で課され、銭で納めました。米で納める場合は段米(たんまい)といいます。幕府の役人や守護が徴収しましたが、規定よりも余分に徴収し、自分の利益にするものもいました。臨時税であった段銭は頻繁に徴収されるようになり、やがて守護が私的に賦課する守護段銭が広がり恒常化するようになります。力をつけた守護はやがて守護大名、戦国大名となり領国を統治していきました。