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関東管領(かんとうかんれい)を継いだ戦国大名は?

上杉憲政(うえすぎのりまさ)から関東管領を譲られた戦国大名の名前を答えてください。

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上杉謙信(うえすぎけんしん)です。

鎌倉府の長官 鎌倉公方を補佐する役が関東管領です。関東管領は上杉氏が代々世襲してきましたが、その上杉氏は山内(やまのうち)、宅間(たくま)、犬懸(いぬがけ)、扇谷(おうぎがやつ)の四家に分かれます。

家督をめぐる内部対立により、宅間、犬懸が衰退して、山内、扇谷の二家が勝ち残りますが、残った二家も対立を繰り返し、その隙に北条氏が関東に進出してきたのです。

関東管領を継いだ山内上杉家の上杉憲政は、扇谷上杉家の上杉朝定、古河公方足利晴氏と連合軍を結成して、北条氏康に戦いをしかけます。しかし、河越夜戦で大敗を喫した三者はともに没落し、上杉憲政は長尾景虎(のちの上杉謙信)を頼り越後に落ち延びました。

1561年憲政は関東管領を長尾景虎に譲ります。景虎は政虎と改名して正式に関東管領職を継承したのです。しかし、関東管領はすでに有名無実化しており、上杉謙信が1578年に死去すると誰も継承する者がなく消滅しました。