戦国大名の干渉を排除して自治を行った都市は?
室町時代末期(戦国時代)になると、領主の干渉を受けずに自治を行う都市があらわれます。この都市を何と呼んでいますか?
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自由都市(じゆうとし)もしくは自治都市(じちとし)です。
ヨーロッパにおいて領主や宗教勢力の干渉を排除して、市民による自治が行われた都市が自由都市です。
ヨーロッパの自由都市と同様に、日本でも戦国時代になると、経済力をつけた港町や寺内町の中から自治を行う都市が出現します。
和泉国の堺(さかい)は、会合衆(えごうしゅう)と呼ばれる36人の有力な商人による合議制で運営されました。筑前国の博多では年行司(ねんぎょうじ)と呼ばれる12人の豪商が町政を担当しました。
摂津国の平野、伊勢国の大湊、桑名でも自治が行われています。