1543年種子島(たねがしま)に伝来したものは?
1543年漂着した船に乗っていたポルトガル人によって伝来した武器は何でしょうか?
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鉄砲(てっぽう)です。
1543年種子島に異国船が漂着します。領主の種子島時堯(たねがしまときたか)は、乗船していたポルトガル人から二挺の火縄銃を購入し製造方法などを学びました。
このとき伝わった火縄銃は、弾薬を銃口から入れる先込め式で、80~100m先から撃っても十分な殺傷能力があったそうです。
時堯は、家臣の篠川小四郎に火薬の調合法を研究させ、刀鍛冶の八板金兵衛(やいたきんべえ)に火縄銃の模造品製作を命じました。
鉄砲の底がうまく塞がらず悩んでいたところ、翌年に来航したポルトガル人からネジで塞ぐ方法を学びようやく完成したといわれています。
時堯は火縄銃の製造方法や扱い方を秘匿せずに教えたため、量産が可能になり短期間のうちに全国に広まります。このような経緯から国産の火縄銃は種子島銃と呼ばれるようになりました。