1930年の軍縮条約調印がきっかけで起きた問題は?
1930年海軍軍縮条約を調印した浜口内閣に対し海軍を中心に反対する声が高まりました。この騒動の名称を答えてください。
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統帥権干犯問題(とうすいけんかんぱんもんだい)です。
ロンドン海軍軍縮会議では主に補助艦の保有数制限について議論が行われました。
海軍内部では軍縮推進派と反対派が対立していて、浜口雄幸内閣は推進派の同意を得てこの条約に調印しました。
これに対し軍縮反対派である加藤寛治(かとうかんじ)や野党(立憲政友会)は海軍の承認なしに兵力量を決定したことは天皇の統帥権を侵害するものだとして政府を批判しました。