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抗日民族統一戦線が結成されるきっかけとなった1936年の事件は?

国民政府と中国共産党が共同するきっかけとなった1936年12月に起きた事件の名称を答えてください。


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西安事件(せいあんじけん)です。

孫文の国民党と中国共産党が北方軍閥に対抗するため協力したのが第一次国共合作です。当時の中国共産党は勢力が小さかったため国民党へ加入するかたちで協力関係が成立しました。

その後、孫文が死去すると後継者となった蒋介石は北方軍閥を叩くため北伐を行い、1927年には南京国民政府を樹立しますが、国民党内の右派と手を結んだ蒋介石は共産党への弾圧を開始したのです。

こうして第一次国共合作は崩壊し、国民政府と中国共産党による内戦がおよそ10年続くことになります。

1928年北方軍閥の張作霖が日本軍によって爆殺されると、後継者となった張学良は国民政府と共同して中国共産党との戦いに参戦しました。

1936年中国共産党討伐のため西安に赴いた蒋介石を張学良が突如監禁する事件が起こります。

張学良は内戦の停止と日本に対抗するため中国共産党との協力を蒋介石に求めます。最終的に蒋介石がこの要求を受け入れたため停戦となり、抗日民族統一戦線が結成されることになりました。