新体制運動を指導するため1940年に新設された組織は?
1940年、第二次近衛内閣で成立した新体制運動を指導するための組織の名称を答えてください。
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大政翼賛会(たいせいよくさんかい)です。
近衛文麿はドイツのナチスを模した一大政党とそれを支える国民的組織の構築を目指し新体制運動を展開します。
第二次近衛内閣が発足すると新体制運動の指導的組織として大政翼賛会を設置して自らが総裁となりました。
大政翼賛会の下部には各種国民組織が置かれます。また、立憲政友会、立憲民政党など各政党は自主解党を行い翼賛議員同盟が結成され大政翼賛会に協力する体制がとられました。
太平洋戦争が勃発すると大政翼賛会下部の各支部長は道府県知事が兼任する体制がとられ、政府の命令を国民の末端にまで行き渡らせる上意下達の機関へと変貌し、国民統制が強化される結果となりました。