関東軍特種演習（かんとうぐんとくしゅえんしゅう）です。

第二次近衛内閣はソ連と日ソ中立条約を締結して日本、ドイツ、イタリア、ソ連の四か国でアメリカ、イギリスに対抗しようと模索しますが、そのドイツとソ連が1941年6月に開戦します。

日本の関東軍は独ソ戦でドイツ有利になれば、ソ連に武力行使を行い北方の権益を確保する方針をとります。

第二次近衛内閣も関東軍を支持し増員を行い70万人を超える兵力となりました。

満州に集結した兵力で軍事演習を行いそのままソ連領への侵攻を画策した関東軍ですが、物資の不足と政府の方針が南進へと傾いたため演習は中止となりました。