日本を統治するためワシントンに設置された連合国の機関は?
1946年日本を統治するためワシントンに設置された連合国の機関の名称を答えてください。
答えはこちら
極東委員会(きょくとういいんかい)です。
ポツダム宣言を受諾して無条件降伏した日本を占領するため連合国は東京にGHQを新設します。さらに、連合国は占領政策を決定する最高機関としてワシントンに極東委員会を設置しました。
極東委員会はアメリカ、イギリス、ソ連、中国、フランス、オランダなど11か国で構成。
アメリカ、イギリス、ソ連、中国の4か国には拒否権が与えられ、さらにアメリカにのみ中間指令権(ちゅうかんしれいけん)が認められました。
中間指令権とは、緊急のときには極東委員会の決定がなくても指令を発動できる権利のことです。
極東委員会の決定はGHQに伝えられますが、アメリカには中間指令権が認められたため、日本の統治は実質上アメリカと連合国軍最高司令官によって行われました。