日本自由党、日本進歩党、日本共産党、日本社会党、日本協同党です。

日中戦争～太平洋戦争終結まで、日本国内では軍部の力がしだいに強まり政党の存在は希薄なものとなります。

特に東条内閣下で行われた1942年の衆院議員選挙では大政翼賛会が推薦する候補者が多く当選し、議会の8割以上を占める状態になりました。

議会は戦争を遂行するための追認機関となり政党政治は機能不全となります。太平洋戦争に敗北した日本はGHQの統治下に置かれ民主化政策が進められ、1945年10月から12月にかけて5つの政党が次々と結成されました。

日本自由党（にほんじゆうとう）・・・旧政友会系の保守政党で総裁は鳩山一郎（はとやまいちろう）。鳩山が公職追放されると吉田茂（よしだしげる）が総裁になりました。
日本進歩党（にほんしんぽとう）・・・旧民政党系の保守政党で総裁は町田忠治（まちだちゅうじ）。
日本共産党（にほんきょうさんとう）・・・戦時中弾圧を受け投獄されていた党員が出獄し再建されました。
日本社会党（にほんしゃかいとう）・・・戦時中に弾圧を受けていた無産政党者を中心に結成されました。
日本協同党（にほんきょうどうとう）・・・保守と革新の間に位置する中道政党。