農地委員会(のうちいいんかい)です。
農地委員会は1938年の農地調整法に基づき全国の市町村に設置されました。農地の買上げ、売却などの調整を行った機関です。
戦前の農地委員会の委員は、地方自治体の長が任命していたこともあり、地主の影響力が強い機関でした。
戦後の第一次農地改革で委員構成が小作農5、自作農5、地主5となり、委員は選挙で選ばれるようになります。
さらに、第二次農地改革で小作農5、自作農2、地主3に変更されたことで地主の影響力が低下し、農地の売買が促進されました。
農地委員会は1951年に他の委員会と統合して農業委員会となりました。