PCメモリ増設後にWindowsが起動しないときの対処法
1年ほど前にWindows8.1のデスクトップパソコンを購入したのですが、最近動作がやけに遅くなりました。
ブラウザを立ち上げてもホームページの読み込みが遅く、ロード中のマークがくるくる回転しています。
そろそろメモリを増設しなくちゃだめかな?と感じ、PCのメモリ容量を確認したところ4GBでした。
メーカーのメモリは価格が高いので、購入時のスペックを最小限の4GBにして、安いメモリをすぐに増設する予定だったのですが、特に不便を感じなかったので、増設しないまま1年間使用していたのです。すっかり忘れていました。
4GBじゃ「Illustrator」や「Photoshop」を起動すれば重くなりますよね。という訳でとりあえず4GBのメモリを増設して様子をみることにします。
購入したメモリは「Kingston(キングストン) DDR3-1600(PC3-12800) 4GB」アマゾンで2,580円です。
PCのネジを外します。
本体カバーを取り外します。
リンクバーを取り外します。
作業の邪魔になるので、光ディスクドライブをずらします。
私のパソコンにはメモリスロットが4つあり、最大32GBまでメモリを増設することができます。
購入時についていたメモリがスロット2に装着されています。
同じ容量のメモリを2枚1組で装着するとデュアルチャネルで動作するようです。
一組目はスロット2とスロット4に装着しなければいけないとマニュアルに記載があるので、購入したメモリをスロット4に取り付けます。
メモリの固定具を上に開けて、メモリを装着します。カチッと音がして固定具が閉じます。少し強めに押さないときちんと装着できないので注意してください。
メモリの取り付けが完了しました。
光ディスクドライブ、リンクカバー、本体カバーを元に戻しネジを閉めます。
すべての配線をつなげてPCの電源を入れたところ、「ピーピーピー」という警告音が鳴りWindowsが起動しません。
別のPCでメモリの交換や増設を何回か経験していますが、今回のようなトラブルは初めてです。
マニュアルを読むとメモリに不具合の可能性があると記載されています。
増設したメモリを取り外し、PCの電源をいれたところ正常にWindowsが起動しました。PCに問題はないようです。
もう一度購入したメモリを装着して電源を入れてみましたが、また警告音が鳴りWindowsは起動しません。
メモリの不具合、もしくはPCとの相性が悪いのでしょうか?購入したメモリは保障がついているので、Kingston(キングストン)に連絡をしようとしたのですが、念のため購入したメモリをスロット4ではなく、スロット1に装着してPCの電源を入れたところ、Windowsが正常に起動しました。
PCのメモリ容量を確認したところ「8.00GB」になっています。
どうやらメモリは認識されているようです。
購入時に装着してあったメモリと増設したメモリは違うメーカーだったので、デュアルチャネルがうまく機能しなかったのでしょうか?
メモリを8GBにしたので、動作が速くなりました。ホームページもロード中のマークが表示されることもなく、さくさく切り替わります。
「Illustrator」や「Photoshop」を立ち上げても、動作が遅くなることもありません。取敢えずこのままの状態でしばらく様子をみることにします。
何か問題が起きたら追加で報告します。