数字を覚える記憶術・語呂合わせ、置換
数字を覚える記憶術として有名なのは、円周率の語呂合わせではないでしょうか。特に日本語は英語などと違って、数字に言葉を当てはめやすいと言われています。円周率には、「3.14159265 358979 3238462 643383279」の30桁に対し、「産医師異国に向かう 産後厄なく 産婦みやしろに 虫散々闇に鳴く」という有名な語呂合わせがあります。
これが英語になると「3.1415="How I want a drink"」と、数字と同じ文字数の単語に置き換えるしかありません。その他の記憶術としては、数字仮名置換法といって数字を文字に置き換えたり、数字を名詞に変換して物語仕立てにするものもあります。
いずれにせよ、円周率などの膨大な数字列は、普通の暗記法では覚えることはできないので、効率の良い記憶術を使うことになります。このような数字を覚えるための記憶術は、学問の分野でのみ使われるものではありません。実は日常生活の中でも役に立つのです。
例えば、日常でよく使う暗証番号やパスワードの記憶です。銀行ATMなどでの入出金や、インターネットで各種サイトにログインする際には、必ず覚えていないといけないものです。また、最近ではセキュリティ保持のために暗証番号やパスワードの変更を、こまめに行わなければいけなくなりました。そうなると新しい数字を忘れてしまうことも少なくありません。
変更した数字を書き留めておく方法もありますが、もしも第三者に知られると危険です。これらの対策として、記憶術を使って必要な数字を覚えておくのをお勧めします。現代社会で安全に暮らしていくために記憶術を役立てましょう。