お風呂場のカビ対策・汚れと湿度

家の中で最もカビ対策が必要なのはどこでしょう。多くの人が水回りと答えます。そして、水回りの代表的な場所がお風呂場なのです。カビの繁殖しやすい条件は７５％以上の湿度と２０度台の室温、そして汚れなどの栄養分の３つです。

当然ながらお風呂場は湿度が高く、入浴後などは室温も高くなり、かつ身体を洗い流した後の汚れが溜まることも多いため、カビにとっては繁殖する条件が全て揃っていると言えます。お風呂場における効果的なカビ対策についていくつかご紹介しましょう。

まず一番簡単なカビ対策が、室温を下げることです。入浴後に浴室の床や壁にシャワーで冷たい水をかけることで浴室内の室温を下げることができますし、洗い残った汚れを落とすこともできます。

また、入浴後は一定時間換気扇を回し続けることも有効なカビ対策です。壁や床の目地はどうしても汚れが溜まりやすい箇所ですが、同じように水分も溜まりやすくなっています。換気扇を回してしっかりと水分を蒸発させることはカビの増殖を防ぐためには大切なことです。

お風呂場のカビ対策用専用洗剤もいろいろな種類がありますが、その多くが塩素系の成分を含んでいます。かなり強い臭いが残る場合もあり、そのために洗剤を使用するのを避けている人も少なくないようです。そんな人にお勧めなのが「ティーツリー」というアロマオイルです。

本来アメリカなどでは怪我をした時に殺菌用として使用したり、水虫を治すために使われてきたアロマオイルで、高い殺菌作用が注目されています。そのまま浴室に使用すると効果が強すぎる場合があるため、ピュアオイルである程度薄めてから使用するといいでしょう。