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梅雨には除湿機が大活躍!部屋干しの臭い対策にも

カビが好む環境は、高い湿度に高い温度、そしてフケや細かなゴミなどの栄養分です。フケやゴミなどについては毎日のこまめな掃除によってある程度取り除くことができますが、湿度に関しては現実的になかなか下げることが難しい環境にあるようです。


本来冬は空気が乾燥する季節ですので、冬場は湿度が下がるのが普通でした。しかし、最近の住宅は隙間風などが入り込まないようにより密閉された構造になっていますので、湿気が外に流れ出すことがほとんどなくなってしまいました。結果として冬であっても室内の湿度があまり下がることはなく、カビ対策は一年を通じて必要になっていると言えるでしょう。


さらに、冬場は乾燥するという理由で美容効果を高めるために加湿器を使用する人も多くなっています。またある程度以上の湿度を保つことでインフルエンザウィルスを減少させることができるという理由もあり、加湿器の需要は年々高まっています。しかしそのことがカビを繁殖させることにもつながってしまうのです。


こういった状況の下でカビ対策を行うためには、まず窓を開けて換気を行うことでしょう。冬場であれば、換気を行うだけで室内の湿度を下げるのに大きな効果があります。しかし、梅雨の時期や夏の夕立の後など外気中の湿度が大幅に上昇している場合には換気はかえって逆効果になることもありますので、臨機応変に行ってください。


換気のように天候や気温に左右されることのないのが除湿機を使用するカビ対策です。梅雨の時期は屋外に洗濯物を干すことができない日が多いですが、室内に干すとどうしても湿気が増し、嫌な臭いが残りやすくなります。そんな時除湿機を使用すればカビの繁殖を抑えることができると同時に、より早く洗濯物を乾かすこともできて便利です。


最近の浴室にはあらかじめ浴室乾燥機などが取り付けられているようですので、梅雨の時期だけでなく入浴後などは欠かさず使用して、浴室内の湿度を下げておくように心がけましょう。他にも除湿効果や脱臭効果の高い竹炭をなども効果的なカビ対策グッズとして人気を集めているようです。