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歯周病の原因となる歯垢と歯石

歯石というのは、歯垢が唾液に含まれているカルシウムによって固まって石灰化したものです。歯石は歯磨きで落とすことができる歯垢とは違い、専用の器具を使わないと落とすことができません。そのため、歯石がついてしまうと、歯科医にいって取ってもらう必要があります。


歯垢は約2日で歯石になると言われていますので、毎日の歯磨きが大切だということになります。また、できれば3ヶ月に1回、最低でも6ヶ月に1回は歯科医で検診を受けるようにしましょう。その時に検診と併せて歯石取りを行ってもらうようにすると歯周病の発症を減らすことができるかもしれません。


歯みがきで落としきれなかった歯垢はわずか2日で歯石になり、自分では落とすことができなくなってしまいます。ただ歯磨きをしていればOKというものではなく、正しい方法でしっかりとお手入れすることが大切なのです。


歯垢は歯周病の原因なので、歯石も歯周病の原因になるのでは、と思う人も多いかもしれません。ところが、歯垢が石灰化して歯石になる時に歯周病の原因となる菌は死滅してしまうので、歯石は歯周病の直接的な原因にはならないということです。


ただし、全く無関係というわけではありません。歯石がつくと歯の表面がザラザラした感じになるので歯垢がつきやすくなってしまいます。また一度ついた歯垢が取れにくくなってしまうのでどんどん歯垢が溜まっていってしまいます。そのため、歯周病を発症させる確率が高くなる原因になるのです。