歯周ポケットの深さとは?
歯周病と歯周ポケットの深さは、大きく関係しています。一般的に、歯周ポケットが深くなると、歯周病が進行していると考えられるのです。歯周ポケットが深くなると、歯垢が取り除きにくくなるため取りきれなかった歯垢が残ってしまいがちです。そのため、更に歯周病菌が繁殖して歯周病が進行しやすくなってしまうのです。
歯ぐきが腫れたり、膿がたまったりしてしまうこともあるようです。重度の歯周病になると、歯を残して治療することが難しくなることもあるようです。歯周ポケットの深さは、歯科医で調べてもらうことができます。
ポケット深針と呼ばれる専用の器具を使って調べますが、歯周ポケットが通常よりも深くなっている場合には歯周病の可能性があります。いくつかの歯の歯周ポケットを調べて、判断することになります。
健康な状態の歯ぐきは歯と密着しているので、歯周ポケットの深さと言うのは1mm~2mmくらいです。歯周病が進行すると、歯周ポケットの深さは5mm以上にあることもあるようです。そうなると歯周病がかなり進行していると考えられます。
歯周ポケットが5mm以上の深さになると、歯みがきなどのセルフケアだけでは取り除けない歯垢が残ってしまうことになり、さらに歯周病が進行する原因となってしまうのです。歯周ポケットが5mm以下の場合には、初期段階の歯周病ということになりますので一安心と言ったところでしょうか。早めに治療をすれば完治することも可能です。
ただし、人によっては歯周ポケットがさほど深くなっていなくても歯周病が進行していることがあるようなので、歯周ポケットの深さだけで判断することはできないようです。