国民健康保険への加入手続き
サラリーマンやOLが勤めていた会社を辞める場合、多くの方が国民健康保険へ加入することになります。国民健康保険への加入手続きは、退職の翌日から14日以内に行う必要があります。手続きが遅れた場合でも受け付けてくれますが、保険料は免除されるわけではなく、遡って徴収されます。
手続き場所は、居住地の市区町村役場・国民健康保険課で申請をします。必要な書類は、「印鑑」と「健康保険被保険者資格喪失証明書」です。「健康保険被保険者資格喪失証明書」は勤務していた会社に作成してもらうので、退職時に受け取れるよう会社に申請しておきましょう。
会社を辞めるときにそれまで加入していた保険の保険証は返却します。新しい保険へ加入するまでの間に病気やケガで治療を受けた場合、取りあえず全額自己負担で治療を受けることになります。新しい保険に加入した後、手続きをすることで、自己負担3割を超えて支払った分を返還してもらうことになります。
国民健康保険への加入は世帯ごとに管理されます。書類なども世帯主の名前で郵送され、保険料の支払い義務は世帯主が負うことになります。ただし、健康保険証はそれぞれに1枚ずつ配布されます。
国民健康保険の保険料は前年度の収入に応じて支払額が変わります。当然ですが、年収の多い人は保険料も高額になります。ただし、年間に支払う上限がは63万円に設定されているので、この金額以上を負担することはありません。