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仕事探し・失業中の健康保険

無職の状態で求人情報をチェックし、仕事探しをしている時に悩みの種になるのが税金など毎月支払わなければならない費用ではないでしょうか。求人がすぐに見つかればいいのですが、昨今の世界的な不況で求人自体が少なくなっており、仕事探しを続けていてもなかなか新しい就職先にめぐり合えないといったことも珍しくありません。


離職中は失業保険の支給を受けることである程度生活費を確保することはできますが、離職後すぐに支給されるものではありませんし、それまでの収入よりも少ない額面での支給になりますので、住民税や健康保険料などを支払い続けるのは厳しい場合もあります。


しかし、仕事探しをしている失業中とは言えいつ病気や怪我をするかは分かりません。健康保険料を支払っておけば、医療費の7割は国が負担してくれますが、支払っていないと全額を自分で負担しなければなりません。


会社に勤めている間は健康保険は毎月の給料から天引きされますが、離職する際には国民健康保険に加入するか、あるいは任意継続被保険者制度を利用するかを決めなければなりません。


任意継続被保険者制度とは、離職後もそれまでと同じ健康保険を引き続き利用できる制度で、離職後20日以内にどちらかを決定することになっています。就職中は健康保険を会社がある程度負担してくれていますが、離職すると全額負担となります。つまり、離職すると健康保険料は増額するということを忘れないようにしましょう。


求人が限られている状況で仕事探しをするのは容易ではありません。もしも健康保険料を支払い続けるのが困難になった場合は、自治体で相談に乗ってくれますので、無断で支払いをストップするのでなくすぐに相談するようにしましょう。