失業中にスキルアップ!職業訓練校を活用する
2008年のいわゆる「リーマンショック」以降、日本の企業も不況の影響下にあり、求人が減少してきていると言われています。新入社員はもちろんのこと、ある程度社会でキャリアを積んだ中途採用求人を希望している人でさえ、仕事探しに苦労していると聞きます。そのため、仕事探しをより順調に行うため、職業訓練校に通う人が増えているそうです。
失業中は生活費をまかなうだけでも苦労することが多いため、スキルアップのために費用を費やすことは実際的に難しいでしょう。求人情報をチェックして仕事探しを行いながら職業訓練校に通うのは金銭的に厳しいと考えている人がほとんどでしょう。
しかし、公共の職業訓練校であれば授業料がかからないことが多いため、仕事探しをしながらスキルを身につけることができます。ハローワークの相談窓口で親身になって相談に乗ってくれますので、興味のある人は一度ハローワークを訪ねてみてください。
このような公共の職業訓練校を運営しているのは「雇用・能力開発機構」などの独立行政法人や地方自治体などで、現在全国に1,300を超える学校があるそうです。失業手当には給付期間が設定されていますが、職業訓練校に通学している間に給付期間が終わるという人の場合には、学校を修了するまで給付期間が延長されるという嬉しいサービスもあります。
学校によっては各種手当が支払われるところもありますので、空いた時間を求人探しなどに利用することもできます。また、「緊急人材育成・就職支援基金」というサービスも行われており、失業保険を受給できない人でもスキルを身につける勉強を行う場合に支給されることになっています。
人気のITや介護・福祉、農林水産業などの専門的な知識を身につけるための最長1年の多彩なカリキュラムで、仕事探しに有利に働くスキルを効率よく身につけることができる体制になっています。