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面接での自己アピール方法

自己アピールが苦手

就職

就職や転職の際に受ける面接!日本人の多くは人前で話をすることが苦手です。子供のころから人前で自分の考えを主張する機会が少ないことがその要因のひとつになっています。


しかし、就職や転職のために必要となればそんなことを言っていられません。もちろん、自己アピールの上手、下手だけで採用の合否が決まるわけではありません。


仕事に必要な経験や資格、性格や人間性なども合わせて総合的に判断されますが、自己アピールは誰もが苦手にしている部分であり、そこで点数を稼ぐことができれば、他の応募者よりも優位に立つことは確実です。


では、どんな点に注意して自己アピールをすればいいのでしょうか?当たり前ですが、新卒と中途採用では自己アピールの方法は違います。

中途採用の自己アピール

面接

中途採用では、これまでの仕事で培った技術や経験をアピールします。基本的に中途採用は、即戦力となる人材が求められています。会社に入ってから知識を身に付ければよいと考えていてはいつまでたっても就職することはできません。


そのため、面接では会社にどれだけ貢献できるかを自己アピールする必要があるのです。その際、抽象的な表現や希望的観測でアピールしても説得力がありません。これまで勤めていた会社での実績を具体例や数字をあげながらアピールしていきます。


中途採用の面接で一番やってはいけないこと!それはこれまで勤めていた会社の悪口です。自分の能力や技術に自信のある人ほど、それを認めてくれない会社や上司を非難してしまいがちです。


自分の能力に自信がある場合でも、面接時には謙虚な気持ちで臨んでください。あまり自信を持ちすぎると、態度や口調にそれがでてしまいます。つい調子に乗り過ぎて口を滑らせないように!


これまでの実績や経験をアピールすることはもちろん大事ですが、これからの仕事に対する意欲や取り組み方、考え方を自分の言葉で伝えるようにします。過去にどんなにすばらしい実績があっても、これから勤める会社には、まだ何も貢献していないわけですから、あくまで謙虚に!が
基本となります。


先ほども書きましたが、日本人は自己アピールが苦手です。ただでさえ緊張している面接で、自分の能力や魅力をスラスラ話せる人はそうはいません。そのため、事前にどのような点をアピールするのか準備をしておく必要があります。


面接で聞かれることはだいたい予想ができます。面接官から聞かれるであろう質問をあらかじめ想定して、その答えを用意しておくと心に余裕がでて緊張をやわらげることができます。


どんなに準備をしていても、想定外の質問がくることもあります。また、想定していた質問がきた場合でも、上手く話すことができるとは限りません。万が一、言葉うまく出てこなかった場合でも心配する必要はありません。


スラスラ話せる人のほうが少ないわけですから、言葉に詰まったとしてもそれが原因で落とされることはありません。


面接官は、言葉に詰まったあなたが、どのように立て直すかを見ているのです。落ち着いて、相手の目を見ながら、ゆっくりと話しをすればいいのです。


最悪なのが、パニックになって質問の内容とかけ離れた話しをしたり、これまで話した内容や、履歴書に書いた内容と異なる答えをした場合です。あなたの言葉自体に信用がなくなりますし、適当な人間だと認識されてしまいます。


辻褄の合わない回答をするぐらいなら、正直に「わかりません」「何も思いつきません」と言ってもいいのです。

新卒採用の自己アピール

新卒採用の場合、たくさんの応募者が面接を受けます。あなたに与えられる時間はそう長くありません。ですから、自己アピールしたい部分を簡潔にまとめて話をする必要があるのです。

就活

学生時代に学んだことや、学業以外で取り組んできたことを話します。緊張してもいいので、はっきりした口調でゆっくり話すことが大切です。小さい声や早口で話すと、自分の言いたいことが面接官に伝わりません。


また、新卒採用の面接では企業によっては集団面接(グループ面接)となる場合もあります。
集団面接を受けるときには、あまり周りを気にしないようにしましょう。前の人がスラスラと受け答えすると、「自分も上手く話さなくては」と変なプレッシャーがかかり頭の中が真っ白になります。


自己アピールは周りと比べるものではありません。学生時代に学んだことや、学業以外で取り組んできたことを話し、自分が成長できたこと、今後の仕事にどう役立てるのかを自分なりの言葉でアピールすればいいのです。


面接官は、他の人が話しをしているときのあなたの様子もチェックしています。話しを聞いていなかったり、緊張の緩んだ態度を見せると印象が悪くなります。ふっと気の緩んだ瞬間にその人の本性があらわれます。面接の間は、たとえ自分の番でなくても、一定の緊張感を持続させる必要があります。


新卒の場合、自分の中でこの会社が第一志望、この会社は第二志望など順位づけをしていると思います。順位をつけることは悪いことではありませんが、ただでさえ緊張する面接なのに、さらに「第一志望」というプレッシャーがのしかかります。


プレッシャーを跳ね除け、普段通りの自分を出すには練習を重ねるしかないのです。面接の練習をする場合、友達や家族に協力してもらい、模擬面接をすると効果があります。


自己アピールしたい内容を文章にして、口に出して読んでみるのです。頭の中に暗記するだけでは不十分です。実際に口にだすことであなたの言葉になるのです。もちろん「回答を丸暗記したな!」と思われては逆効果になります。あくまで自然に自己アピールができるようになるまで練習してください。


面接官は、話しの内容だけでなく、話し方や表情、態度もチェックしています。表情が固かったり、落ち着かない態度だと良い印象を与えることができません。


模擬面接の様子は、できればビデオで撮影をしてください。話している自分の姿は自分で見ることはできません。ビデオに撮ることで、他人に自分がどう映っているのかを確認することができます。


ビデオカメラがなければ、スマートフォンでもかまいません。面接中の自分の様子をチェックできればいいのです。

自分の姿をチェック

「目線をそらす」「顔がうつむきがち」「そわそわしている」「落ち着きがない」「猫背になっている」「笑顔が少ない」「顔がひきつる」「顔が青白い」など、自分では気づかなかった癖や悪い部分を認識することができれば修正することができるのです。


初めは照れくさいかもしれませんが、すぐに慣れるので実践してみてください。