肩こり治療に使われる薬
私たちの首や肩の筋肉は、重い頭を支えているため常に強い負荷がかかり、緊張した状態にあります。そのため、老廃物や疲労物質が溜まりやすくなっているのです。肩や首がコルのは身体の構造上仕方のないことなんです。
つらい肩こりや首の痛みをやわらげるには、マッサージや指圧の他に薬を使うことでも効果があります。一般的に肩こりに使用する薬には、湿布などの貼り薬、クリームやゲルなどの塗り薬、薬剤を吹きかけるスプレータイプがあります。これらの薬には消炎鎮痛剤が含まれていて炎症や痛みを抑えてくれる働きがあります。
湿布には冷湿布と温湿布がありますが、みなさんどのように使い分けていますか?
一般的に打ち身や捻挫で患部に熱や腫れがある場合冷湿布を使い、筋肉の緊張や血行不良によるコリがあるときは温湿布を使います。
最近は、はがれにくい湿布も販売されていますが、貼りづらい箇所やはがれやすい箇所に湿布を貼る場合、はさみで小さく切るか、切り込みを入れると剥がれ落ちることが少なくなります。ちょっと手間がかかりますが、効果は変わらず湿布代も節約できるのでお得ですよ。
肩こりや首の痛みがひどい場合、飲み薬を服用することもあります。飲み薬には、血行を改善するビタミンB郡を配合したものや、葛根湯(かっこんとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など身体を温める効果のある漢方を含んでいる商品が販売されています。