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以仁王(もちひとおう)の挙兵と令旨

以仁王は1151年父後白河天皇、母藤原成子の子として誕生します。後白河天皇の第三皇子ですが兄である守覚法親王が早くに出家したため第二皇子と言われることもあります。第一皇子である

琵琶法師と耳なし芳一

琵琶法師とは盲目の僧で、琵琶を伴奏しながら歴史、民間伝承を語る人々です。琵琶法師の演目にはいろいろなものがありますが、その中でも人気を集めたものが「平家物語」です。 「平家物語

覚一本(かくいちぼん)

室町時代に完成した本。琵琶法師の中心的人物であった明石覚一(明石検校)が口述したものを記録として残しました。弟子たちが写本し、それが現存まで伝わっています。 平家物語は琵琶法師

藤原頼長(ふじわらのよりなが)

*藤原頼長 藤原頼長(ふじわらのよりなが)は1120年 父 藤原忠実と母 藤原盛実の娘との間に誕生しました。母違いの兄に忠通、姉に泰子(のちに鳥羽天皇室となる高陽院)がいます

藤原忠通(ふじわらのただみち)

*藤原忠通 藤原忠通(ふじわらのただみち)は1097年 父 藤原忠実と母 源師子との間に誕生しました。同じ母を持つ姉に泰子(のちに鳥羽天皇后となる高陽院)母違いの弟に頼長がいま

藤原忠実(ふじわらのただざね)

*藤原忠実系図 藤原忠実(ふじわらのただざね)は1078年 父 藤原師通と母 藤原全子との間に生まれました。 忠実の家系は代々摂政関白を務めてきた藤原摂関家(藤原北家)の嫡流で

平家物語

平家物語は鎌倉時代につくられた軍記物です。「祇園精舎の鐘の声」で始まる物語は平氏の栄枯盛衰を描き、現代でも読み語られている名作です。 平家物語の作者は不詳とされていますが、吉田

藤原摂関家(摂政・関白)

摂関家とは摂政や関白に任命される家柄のことで摂家ともいいます。平安時代に摂政、関白が制定されましたが、律令制の正式な官職ではありません。平安時代中期になると常設となり、摂政、関

長田忠致(おさだ ただむね)

長田忠致(おさだ ただむね)は、尾張国野間近辺を治めていた豪族で娘は鎌田正清の妻となっていました。鎌田正清は清和源氏(河内源氏)の嫡流源義朝(頼朝の父)の乳兄弟で義朝が最も信頼

貴族の官位、官職

平安時代の貴族の官位(律令制)は一位から少初位下まであり、正と従、上と下30階位に分類されていました。官位により就くことのできる官職が決まっていて三位以上の貴族は公卿と呼ばれま

上皇と法皇の違いとは?

譲位した天皇のことを上皇、出家した上皇のことを法皇と呼びます。 天皇は譲位すると「仙洞」または「院」と呼ばれる御所に移ることから上皇や法皇のことを「仙洞」もしくは「院」と呼ぶこ

昇殿とは?

平安時代中期以降 天皇の御殿は清涼殿に定着し、近臣が職務を行うには清涼殿の南庇(ひさし)にある「殿上の間」に昇る必要がありました。 この「殿上の間」に昇ることが許されることを昇

源氏とは(源氏の系図)

源氏と呼ばれる一族には、清和源氏、村上源氏、宇多源氏の系統がありますが、一番繁栄したのは清和源氏です。 清和源氏は名称からわかる通り、清和天皇(異説あり)を祖とする一族で清和

平氏とは? 平氏系図(平清盛系図)

平氏と呼ばれる一族には4系統(桓武、文徳、仁明、光孝)ありますが、その中で活躍したのが桓武平氏です。 桓武天皇の子、葛原親王が平姓を賜り、葛原親王の孫である高望王が上総介に就