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昇殿とは?

平安時代中期以降 天皇の御殿は清涼殿に定着し、近臣が職務を行うには清涼殿の南庇(ひさし)にある「殿上の間」に昇る必要がありました。


この「殿上の間」に昇ることが許されることを昇殿といいます。


武家で初めて昇殿を許されたのは武勇名高い源義家(八幡太郎義家)でしたが、義家は院の昇殿を許されただけなのに対し清盛の父忠盛と清盛は内裏への昇殿を許されます。


低い身分であった武家が内裏への昇殿を許されたことは驚くべきことでいかに忠盛が鳥羽上皇から信頼されていたかがわかります。