紫式部の父 藤原為時(ふじわらのためとき)が勤務した式部省は、文官の人事、官吏(かんり)養成を行う機関です。
平安時代の中央の役所は、二官八省一台五衛府(にかんはっしょういちだいごえふ)と呼ばれる組織で構成されていました。
2つの官は祭祀をとりしきる神祇官と、政治を行う太政官で、太政官の下に事務を担当した左弁官局と右弁官局がありました。
8つの省は、左弁官局が管轄する中務省、式部省、治部省、民部省と、右弁官局が管轄する兵部省、刑部省、大蔵省、宮内省です。
一台五衛府とは?