清盛の父 平忠盛
平忠盛は1096年伊勢平氏の棟梁である正盛の子として生まれます。父正盛が源義親の乱を鎮圧し白河上皇の信頼を得たように、忠盛も海賊を退治してその武名を上げます。
忠盛は得長寿院を寄進し鳥羽上皇の信頼を得て昇殿を許されるまでになります。正四位上の位に昇進し播磨守、刑部卿に任命されます。
また、忠盛は宋との貿易にも力を入れ財を蓄え、その豊富な資金力で忠盛の出世を妬む貴族たちを黙らせ、朝廷の中で存在感を増していくのです。
父正盛とともに平氏繁栄の基礎を築いた忠盛は1153年58歳で死去します。