平知盛(たいらのとももり)
平知盛(たいらのとももり)は、平清盛の四男で母は平時子、母を同じくする兄弟に宗盛、重衡、徳子がいます。子供は知章、増盛、知忠、知宗、中納言局。
*平知盛
知盛は父である清盛の軍事面での才能を受け継ぎ、清盛も期待をかけた武将でした。清盛死後 家督を継いだ兄 宗盛を支え没落する平氏の勢力回復に全力を傾けます。
しかし、時代は源氏を選び一ノ谷の戦いの敗戦で息子 知章が身代わりとなって討死し、起死回生をかけた壇ノ浦の戦いでは唐船の策略を考案しますが、裏切った阿波重能の通報により源氏方に筒抜けとなってしまいます。
潮の流れが変り源氏方が優勢になると、西国の武将たちが次々と平氏を見限り源氏方に投降します。敗戦を悟った知盛は「見るべき程の事は見つ」と言い残し碇を抱いて海中に身を投じ34歳の生涯を終えます。