山本覚馬の給料45円 現在の価値ではどのくらい?
山本覚馬が京都府顧問として得ていた給料は月30円(のちに45円)です。明治初期の1円が現在の価値でどのくらいになるのかは比較する対象によってかわってきます。
日本人の主食であるお米を基準にしたり、庶民がよく食べた蕎麦の値段を比較することが一般的ですが、今回は公務員の給料を基準に計算してみます。
ネットで調べたところ、明治7年(1874年)の巡査の初任給は4円だったそうです。現在の警察官の初任給は大卒で約19万円、短大卒で約17万円、高卒で約16万円、平均約17万3千円と仮定すれば、明治初期の1円は現在の約4万3千円に相当します。
したがって、覚馬の給料は30円の場合約129万円、45円の場合約193万円となります。
ちなみに、斗南藩の権大参事(ごんのだいさんじ)となった山川浩(山川大蔵)の給料は月3円!藩の最高責任者の給料が月12万円ちょっとですから、一般の藩士は月4~5万円しか支給されなかったようです。