宅建資格合格後の登録について
宅建資格の取得には、どのような方法があるのでしょうか。まず、この資格の取得試験が年に1回のみの開催であることを知っておく必要があります。そう聞くと少し難しいような気がしてしまいますが、逆に考えれば1年間じっくりと勉強することができるといえるのではないでしょうか。
宅建の受験者が、必ずしもその業界を目指す人だけではありません。自分のスキルアップのために勉強するという全く別業界の人や、最近では就職活動前の学生に特に人気の高い資格です。試験は全地域同じ日に実施される方式で、毎年10月の第3日曜日に行われます。
合格ラインとしては、だいたい7割を正答することができれば合格の可能性が高いとされています。しかし、試験に合格した後、それで終わりではないのが宅建の資格なのです。宅建だけではなく、弁護士や行政書士などもそうですが、実際に勤務するためには資格登録が必要となってきます。
宅地建物取引主任資格登録簿といったものに登録をされて初めて、宅建主任者を名乗ることができるのです。この登録簿に載るためには、2年以上の実務経験が必要ですが、実際に実務経験のない人でも登録が可能です。
その場合、2年以上の実務経験のある人と同じレベルの知識を取得するため、1か月程度の通信教育、そして2日間のスクーリングでの講習が必要となります。さらに、実務経験のない人の場合は登録実務講習修了試験というもうひとつの試験に合格する必要もあるのです。この修了試験に合格することができれば、2年間の実務経験と同等と認められ、晴れて登録が可能となるのです。