さっそくですが、公開2日目の夏休み真っ只中の日曜日、元気なちびっこたちに混じって、待ちに待った仮面ライダーオーズの劇場版最新映画を鑑賞しに行って参りました。
おそらく、本作の製作にとりかかった時期は、あの未曾有の大震災以後の、春頃からと推測できるのですが...、
この映画は、困難に直面している現在の日本が今一番すべき事、そして大切なものを守るという、自己犠牲の精神から湧き出る勇気の尊さを、仮面ライダーという稀代のスーパーヒーローを通して投げかけてくれています。
ここ近年、ハートフルな物語を書かせたら、今の特撮シナリオライターでは右に出るものはいないであろう小林靖子さん。今回もグッジョブです!
主人公オーズに変身する火野映司くんが抱く、創造を越えるほどの"バカでかすぎる欲望"="純粋な願い"がジャッジメントされた時、世界は救われる...。
ちゃんとテレビシリーズでの伏線が、完結に活かされているあたりもさすがですね! 奇妙な絆で結ばれた、映司くん&アンク&比奈ちゃん3人によるラストシーン、何だかジーンときちゃいました。もうオーズも終わりなんですよねぇ...。
今回チラリと姿を見せてくれた"仮面ライダーフォーゼ"に、うまくバトンタッチできればいいんですけど。しかし、どうしてもフォーゼのデザインが、ねずみ男にしか見えない...。毎年恒例、いつも新ライダーの第一印象は微妙です(笑)
おっと忘れてはいけない...、本作品において重要な役どころを演じられている、松平健さんが徳川吉宗...そう、暴れん暴将軍御本人の役で登場!
タイムスリップして江戸時代にやって来たオーズと共に、錬金術師ガラの手下どもを、あのテーマ曲をバックに成敗しまくります!(もちろん峰打ちですよ)
さらには、白馬に股がりオーズのバイク"ライドベンダー"と並走するシーンに、館内は大爆笑!孫を連れてきたと思われる、斜め後ろに座っていたお婆ちゃんもツボにはまってしまったようで、「がっはっはー」と、大笑いしておりました。
やるなー東映!今回のライダームービーは、親子三代で楽しめるんですね!
そして最後に伊達さん、あんたはいつもサイコーだよ!私の中ではついに平成ライダー史上、お気に入りキャラ第1位へと登りつめましたー!