水虫の感染 白癬菌と湿度
水虫の原因は白癬菌ですが、この菌が皮膚に付いたからといって必ず水虫を発症するわけではありません。発症するかどうかには個人差があり、これはその人の環境や体質によるようです。
水虫を発症しやすい人としては、革靴や業務用の安全靴を長い時間履くことが多い人が挙げられます。湿度が高いほど活動が活発になる白癬菌は、このような蒸れやすい靴は格好の繁殖場所になるからです。
また、汗っかきの体質の人も水虫になりやすいと言われています。これもやはり高温多湿を好む白癬菌が活発に繁殖してしまうからでしょう。白癬菌に関しては、湿度85%以下では1週間もの間ついていても水虫には感染しません。
湿度95%を超えたあたりから活動を始め、早い人で1日半で感染します。これが湿度100%になると1日あれば感染することもあるようです。それから、水虫に感染しやすいのが、足指の間隔が狭い人、偏平足の人、糖尿病の人です。
また、体調を崩していて免疫力や抵抗力が弱まっている人も水虫を発症し易いようです。水虫の予防策としては、まずとにかく清潔にすることです。白癬菌は皮膚についてから浸透するまでに1~2日かかるので、毎日きちんとお風呂で清潔にしていれば、水虫を発症することはありません。