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大学の学費 社会福祉協議会でも借りることができます

大学の学費を借りることのできる機関と言えば、日本政策金融公庫の「教育一般貸付」が有名です。さらに、銀行や信販会社、損保会社なども大学の学費ローンを取り扱っています。


それぞれに金利や返済期間が異なり、金利の低いところでは審査が厳しかったりとなかなか希望通りに進むことは難しい場合も多いようです。学費ローンを賢く利用するためには、各社の特徴をじっくり比較検討することが何よりも大切です。


どこで学費ローンを利用できるのかという知識も多いに越したことはありません。ここでは、社会福祉協議会が取り扱っている学費ローンについてご紹介します。


社会福祉協議会で大学の学費を借りることができるのをご存じの人は少ないのではないでしょうか。そもそも社会福祉協議会とは自治体において社会福祉の活動を推進させ、住民の暮らしやすい安全な生活を創出することを目的として運営されており、営利を追求しない健全な組織と言えます。


そんな社会福祉協議会が取り扱っている学費ローンは「教育支援費」と「就学支度費」の2つがあります。社会福祉の観点から基本的にはある程度所得が低い世帯のための学費ローンであり、融資を受けることができれば金利はゼロで利用できるという点が最大の特色です。


「教育支援費」は高校生から大学生までが対象となっており、高校生であれば毎月最大3万5千円、大学生になると6万5千円までを融資してもらうことが可能です。「就学支度費」とはその名の通り学校に入学するために必要な資金を融資するサービスで、融資の対象は入学金のみとされています。


融資上限は50万円で、返済期間が最長14年まで設定できるのも大きな魅力です。なお、これら2つのサービスを一緒に受けることはできませんので申し込みをする前にどちらにするかを決めておくことが大切です。