鼻の黒ずみの原因 毛穴の開き・角質と皮脂の分泌
鼻の黒ずみが起る原因について考えてみましょう。毛穴の黒ずみは、大まかに分けると2つの要因によって起こります。
一つ目は、毛穴の開きによって起きるものです。この黒ずみは30代以上で皮脂の分泌が少なくなった乾燥肌の女性に多く見られます。肌は水分量が減りハリがなくなってくると、乾燥して弛んでしまい毛穴が開いた状態になります。開いた毛穴には影が出来たようになり、それが暗く見える為に黒ずんでいる印象を与えるのです。
2つ目の原因は、角質と皮脂が関係しています。正常な肌で分泌された皮脂は、皮膚の表面に流れ出て天然の保湿パックとして働きます。ところが毛穴の周りに古い角質や汚れが残っていると、皮脂は本来の役割を果たせなくなり、皮膚の表面に排出されずに毛穴に詰まった状態になり、これが角柱となるのです。
鼻の毛穴に角柱が出来てしまうと皮脂は通常の4倍も分泌します。角柱は一度出来てしまうと、時間が経過するにつれて大きくなり、酸化が原因で活性酸素により、メラニン色素が発生し黒ずみとなります。
皮脂や角質が原因となって起こる黒ずみは、脂性肌や皮脂の分泌量が多いとされる10~20代の女性に多く見られます。原因が異なると、ケアの方法も違ってきますので、自分の肌の特性をよく知った上で、鼻の黒ずみ対策を行うとよいでしょう。