ピアノグループレッスンの特徴
お子さんがピアノレッスンを始める場合、グループで習うか、個人で習うかを決めなければいけません。一般的に、小学校に入る前の小さなお子さんは、まずはグループレッスンでピアノを習うことが多いようです。
これは、グループレッスンの目的が、音楽の楽しさを覚えたり、自然に音感やリズムを身につけることにあるからです。グループレッスンによって情緒が豊かになり、リズム感も聴力も向上するのが良い点です。
ただし、技術の上達を重視するのであれば、個人で習うことをおすすめします。グループレッスンは、音楽を楽しみながら協調性も学ぶことに重点を置いてるので、上達の早いお子さんは、ゆっくりと覚えていくお子さんに合わせることになるからです。そのために、お子さんがピアノを習うことに飽きてしまう可能性もあります。
なお、お子さん向きの音楽教室では、大手が経営しているところは、個人の先生に比べるとグループでのレッスンが多いようです。内容は、リトミックや合奏を取り入れて、お友達と自分の音の両方を聞くことができるといったものです。このようなグループレッスンの経験は、本格的なピアノ演奏を習う個人レッスンにも生かされます。
ピアノを習うための音楽教室を探す場合には、どのような目的でピアノを習うのかを明確にしておくことも大切です。お子さんに音楽の楽しさを実感させたい、お友達と一緒に何かをする楽しさを味わってほしいなど、精神面の成長を望むのであれば、グループレッスンがおすすめです。