冷却水の交換方法
バイクメンテナンスにおいては冷却水の交換も必要ですが、一般的には年に1回ほどで十分です。ただし、頻繁に長距離走行をしているのであれば、10000km前後でメンテナンスを行ってください。
バイクの冷却水の役目は、エンジンを冷やすことですが、錆びついたり凍結したりするわけではないので、メンテナンスを怠りがちです。しかし長い期間が経つと劣化してしまうので、冷却水についても他のパーツと同様に、適切なタイミングで定期的に交換することを心がけましょう。
冷却水の交換をする手順としては、初めにタンクについているラジエーターキャップを外します。その次にドレンプラグも外し、その後に冷却水の交換へと進みます。冷却水の交換では、クーラントを注入するのが一般的です。
クーラントは、水で薄めないと注入できないもの、そのまま注入できるものなど、メーカーによって使い方が異なります。事前にきちんとチェックをしてから注入するようにしてください。
冷却水の交換作業では、エア抜きを最後に行わなければいけません。エア抜きをする時には、負圧チューブに何かを刺しておいて、ラジエーターキャップは閉めずにエンジンをかけてください。約10分エンジンをかけていれば、エア抜きができます。
冷却水の交換は、それほど頻繁にする必要はありませんが、走行距離によって交換のタイミングは異なります。バイクの使用状況などに合わせて、適切なメンテナンスを行うことが大切です。