ビリヤード用語
ビリヤードの上達を目指すには、基本的な用語を理解することが大切です。ビリヤード用語の意味から教えてもらうようでは、なかなか上達することはできません。以下に、よく使われる用語を挙げますので参考にしてください。
・キュー
ショットをする棒の名称です。ビリヤードには必要不可欠な道具なので、きちんと選びましょう。
・シュート
ポケットに的球を入れることを指します。
・エイトボール
15番までのボールそれぞれを入れて、最後に8番ボールをポケットに入れた側が勝利というルールです。このルールはビリヤードでは重要なものです。
・ストローク
キューを撞く動作の名称です。
・厚み(あつみ)
ショットする側から見た時の、的球と手球の重なり具合を指します。
・ひねり
手球を左右から撞いて、横方向に回転させることです。
・ジャンプショット
手球がジャンプするように弾くことです。
・コンビネーションショット
的球を撞いて他の的球にあてて、ポケットするやり方です。
・ファウル
反則行為という意味です。
・ブリッジ
テーブル上でキューを固定する時の手の形を指します。
・イメージボール
実際にはない球のことで、的球にどのように当たるかを想定するものです。
・クッション
テーブルにぐるっと貼ってあるものです。
・空クッション
的球に当てるより先に手球をクッションに入れる撞き方です。
・タップ
キューの先についている皮製のパーツです。
・パウダー
キューがよく滑るようにつける粉です。
ビリヤードの上達には、技術だけではなく基本的な知識を身につけることも大切です。しっかりと基本用語を覚えて練習を始めましょう。
ビリヤード上達の基本
ビリヤードというのは、一般的にそれほど親しまれているスポーツではありません。見ることもやることもないという人も少なくありません。そのため、いざビリヤードを始めてみようと思っても、初心者の場合には使われている用語すら分からないかもしれません。しかし、ビリヤードを覚えて上達したいなら、専門書や教則本などを読むなどして、基本的な知識を習得してからにしましょう。
知識がゼロの状態では、独学にしても誰かに教わるにしても、いつまで経っても上達はしません。専門用語も分からないと、教えてもらっている内容も理解できません。そうなると、用語の説明や解説から始めなければいけないので、上達には程遠い状況になってしまいます。
また、ビリヤードの正しい知識がないと、おかしなフォームや打ち方などが抜けなくなることもあります。これも上達の妨げになるので、避けなければいけません。そして、ビリヤード上達のための練習を始めたら、目標を設定することをおすすめします。いつまでにスコアを何点にする、などの具体的な目標です。こうすることで、意欲を継続することができるからです。
ビリヤードを上達させるにすべきことは様々ですが、スタート時に必要なのは正しい知識です。それを身につけた状態で、あとは目標を決めて地道に練習をすることが大切です。
ビリヤードを練習するためには、道具が揃っているところに出かけていかなけれないけません。そのため、時間をとることができず、練習がなかなか進まないこともあるでしょう。しかし具体的な目標があれば、少しずつでもそれに向けて頑張ることができるはずです。
ビリヤード上級者のプレイを見る
ビリヤード上達のためには、まずは練習を重ねることが大事ですが、上級者のプレイを見ることも役に立ちます。上級者のプレイは、ストロークが美しく、ショットも安定しています。それらを客観的に観察をして、自分のプレイと比較することで、自分の欠点や弱点が分かり、ビリヤードの上達につながっていきます。
上級者のプレイを観察するなら、思い切って、そのような人たちがいるお店に行きましょう。初心者の段階では躊躇してしまうかもしれませんが、上達のために必要と考えて勇気を出してください。プレイに参加をするのが難しければ、ビリヤード場で開かれる大会を見学してはいかがでしょうか。
観客として参加するのであれば、自分の実力を考えなくてもすみます。それと、練習場などで、上級者のプレイを観察するのも一つの手段です。ただし、無断で見ていると不愉快な気分にさせてしまう可能性もあるので、観察させてほしい旨を伝える方がよいでしょう。場合によっては、観察したいフォームを繰り返しやって見せてくれるかもしれません。
いずれにせよ、上達するためには、上級者のショットを、ただなんとなく見るのではなく、自分のショットやフォームと比較することが大切です。ただし、何度か観察しても違いなどがよくわからないという場合は、ビリヤードの基本的な知識が欠落している可能性があります。そのような状態にならないように、あらかじめ正確な知識を習得しておくことも忘れないでください。