外反母趾手術と入院期間
外反母趾でも靴を履いて歩く際に痛さを伴う程度であれば、そのままにしている方も多いでしょう。その様な外反母趾症状の場合、テーピングやインソールなどを利用する治療法が一般的です。または、矯正靴を使用し歩きながら補整し外反母趾を予防する方法もあります。
治療法を試しても外反母趾の痛みがとれず、歩行が困難になっている方は、手術が必要です。見た目で、足の親指が30度以上湾曲している場合は、特に手術を考えなければなりません。
外反母趾の手術には健康保険が使えますが、手術費用はかなりかかってしまいます。また、外反母趾での入院は、長くて2ヶ月程かかり、入院費も必要になります。
最近は、軽度~中度の外反母趾であればDLMO法という手術法があります。局所麻酔下での日帰り手術も可能になっていますが、術後は痛みや腫れがでてくるので、病院によっては数日間の入院が必要となります。
術後は矯正靴を履き、外反母趾の再発を防ぐ事が最も大切です。手術で親指の形が元に戻り、痛さから開放されたとしても、注意しなければなりません。
過去に履いていた靴を、また同じ様に履き続けると再発の原因になり、同じ痛さを繰り返してしまいます。
外反母趾の手術は、まだまだ定着しておらず、また治癒にも時間がかかる療法と言えます。残念ながら、外反母趾の手術後、二度と外反母趾の症状が出ないという事は断言出来ません。
これらを踏まえた上で、外反母趾の手術を行う事が大切です。そして術後の再発を防ぐ為に、自分で出来る治療法を少しでも続けて行きましょう。