ハーブ 冬のお手入れ
実りの秋が過ぎ、いよいよ厳しい冬の季節がやってきます。咲く花も少なく、冬のガーデニングは一見することがないように見えますが、実はそうではありません。ハーブには乾燥を好むもの好まないものがある様に、寒さに対しても、耐寒性・半耐寒性・非耐寒性と大きく分けて3つに分けられます。
ガーデニングでのハーブは、耐寒性の物は寒さにそれほど弱くはないので、ビニール等で覆うことで、そのまま外で冬の寒さをやり過ごす事ができます。半耐寒性のハーブたちは、霜などに弱く枯れてしまう危険があるので、しっかりと根元をワラやもみ殻などでマルチングする必要があります。
非耐寒性のハーブになると鉢上げなどをして室内に避難させてください。ミントやオレガノ、レモンバームなど多年草と呼ばれるものにも、葉が残ったままのものと、根だけが生きているものとの二つの種類がありますが、どちらも春になるとまた元気に伸びはじめ数年にわたって楽しめるハーブです。
ただ冬でも水やりはしっかりとするようにしましょう。凍らせないために午前中の暖かくなっていく時間帯にして下さい。閑散とした冬のガーデニングは寒い上に収穫の喜びもありませんが、再び春がめぐって来た時に、元気な緑を楽しむ為にも細かな気配りを忘れないようにすることが大切です。